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もともと「ファースト(fast)」というのは断食のことで、朝食をブレックファーストと
言うのも、前夜からの断食を破る(ブレイク)という意味から来ています。
「ファスティングマイスター」が推奨するファスティングは完全絶食とは異なり、
ビタミンやミネラル、酵素をたっぷり含んだジュース「液体サプリメント」を飲みながら
行います。
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1) 病気を早く治す
2) 臓器を休ませる
3) 血液をきれいにする
4) 肝臓をきれいにする
5) 大腸をきれいにする
6) 理想の体重を保つ
7) 毒物を排泄する
8) 感覚を鋭敏にする
9) 呼吸をきれいにする
10) 免疫力を高める
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ファスティングでは先程述べたような体質改善と解毒だけではなく、次のようなことに期待できる
ことがわかっています。(但し、実際の実行には専門家の判断を必要とする場合があります)
一般症状:肥満、肌荒れ、腰痛、慢性疲労、炎症、生理不順、アレルギー
消化器系:消化不良、便秘、口臭、胸やけ、過敏性大腸症候群
皮膚系:にきび、潰瘍、皮膚炎、ヘルペス※ただし、個人差があります。
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やせるかどうかには個人差があります。平均すれば3~5㎏というところでしょう。
酵素ジュースに含まれるエネルギーは3日ファスティングなら1日分で約600キロカロリーです。これは1日に必要とされる一般的なエネルギー量を下回り、足らない分を(主に脂肪で)体から
補います。ところが1日に最低限必要なエネルギー量(つまり基礎代謝量)が少ない方の場合は
必要なエネルギーも少なく、体重も減りにくくなります。
また、摂取エネルギーが減少が続くと、体は徐々に省エネルギーモードに入ります。
ファスティングの場合も仮に連続1週間以上行っても、体重は減らなくなってきます。
ファスティングの目的は体質改善ですから、体重が減るかどうかは、体がその必要性を強く感じて
いるかどうかということになります。
このため、1回目のファスティングより2回目の方がやせたと言われる方も多いのです。
A
便秘、宿便とも腸の問題で起こるものです。便秘は大別すると二種類あります。一つは器質性の
もので、これは腸の形状等の問題で起こるものです。
こういった便秘には下剤をはじめ、食べ物や飲み物で改善することはほとんどありません。
もう一つは機能性の便秘でこれには腸内の環境を左右する細菌はpH、水分などが大きく
かかわっています。
宿便は腸内壁にこびりついた残存便であるといわれていますが、はっきりとした定義はありません。ファスティングは腸内の細菌叢の改善などにより、機能性の便秘や宿便に対して、
良くなる可能性があります。
また、豊富に含まれるマグネシウムは腸内に水分を呼び込み、便を軟らかくします。
しかし腸の環境変化には多少時間がかかります。
さらに期間中は食事をとらないため、人によっては少しでも栄養を得るために腸に残った食物を
たとえ残骸でも残しておこうとする場合もあります。
けれども一般的にこの期間は老廃物を排出する力が強くなると思われます。
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5日間ファスティングのプログラムは通常生活を行いながら行いますが、準備期間と復食期を
3日間ずつ入れてトータルで11日程度を1サイクルで行うことが理想的です。
復食期をおろそかにされがちですが、ファスティングは復食期を終えて、ようやく修了する
と考えてください。
3日ファスティングであれば、復食含めて9日間が理想的です。
A
ファスティング用のジュースとして求められる条件はビタミン、ミネラル、アミノ酸が十分に
含まれ、さらに消化を助けるような酵素が含まれていることが望ましいです。
この条件を満たすのは生野菜を多種類用いたジュースとなります。
しかし一般家庭で多種類の生野菜を用意することは効率や保存性から難しいと思われます。
そこで野菜や野草を様々な菌で発酵させて、それらの持つ力を最大限に生かした酵素ジュースが
生まれました。
具体的にはたくさんの種類の野草や野菜、果物などの自然材料を微生物の力を借り、
一年間発酵させたものです。
さらに身体の代謝機能を大きく促進させるマグネシウムも多く含まれています。
このジュースによってファスティングを実行するための様々な問題が解消しています。
A
食事の基本は「マゴワヤサシイ」です。一汁二菜を基本として、消化のよいものとします。
野菜も生で摂るのがよいでしょう。
毎朝食後にビタミン、ミネラルの豊富な「マルチビタミンミネラル」をとると効果的です。
主 食:米(玄米、胚芽米、雑穀米、白米と押麦を混ぜたものなど)
味噌汁:わかめ、なめたけ、季節の野菜など3種類以上の具を入れましょう。
味噌も良いものを選びましょう。
豆 腐:冷やっこに生姜、刻みネギ、しょうゆを添えて
サラダ:旬の野菜を使ったサラダをよく噛んで食べましょう。
ドレッシングはノンオイルのものが良いでしょう。
醤油やレモン汁、質の良い塩を用いて大根おろしやトマトの角切りを野菜にからめて
食べるとドレッシングなしでも美味しく食べられます。
また、すりゴマやかつおぶしをトッピングしても楽しめます。
水 :ミネラルウォーター又は良質な水を飲みましょう。水道水は適しません。
A
最初はジュースだけで3日間、もしくは5日間も食べずにいられるの?と思われがちですが、
酵素ジュース自体には大きな栄養があるので思ったほど空腹感はありません。
まず水を飲んで解消するようにしてください。
しかしそれでも固形物が欲しくなる場合もあります。
そんな時はスイカやメロンを一切れ食べてください。また少し疲れたり頭痛等がおこる際には、
塩気があるもの(塩や味噌、梅干など)をとっていただくと楽になります。
(極力控えた方が効果が期待できます)
A
1日目はお粥、それも肉・魚系を用いないものにしてください。お粥は長めに煮込んで、
柔らかめにされる方がよいでしょう。
2日目は野菜や小魚の具も細かく刻むなら、すこし加えられてよいでしょう。
2日間は油ものを特に避けてください。
休ませていた胃腸は油ものや大きめの固形物を入れることに驚きを示す場合があり、
体調が崩れる原因となることもあります。
3日目もお粥を中心にされるのが良いですが、徐々にマゴワヤサシイの食事に戻されても
良いでしょう。
3日間とも飲酒や冷たいものを飲むことは控えてください。
A
最低3日間が基本です。ファスティングマイスターの資格保有者からの助言を受けながら、
ファスティングを行うことを推奨します。
3日間のファスティングを月に一回、定期的に行うのが理想的です。
半日ファスティングを20日程度続けたり、週末ファスティングを毎週行ったりするのも
よいでしょう。
A
ファスティングが可能な年齢は、およその目安として中学の高学年以上まででしょう。これより若い方の場合はいつでも成長期であり、栄養がいつも必要とされます。
A
散歩などの適度な運動はファスティングの効果をより高めてくれ、積極的に行ってもらいたいのですが、激しい運動や労働は避けてください。
A
水分(1日2リットル以上)を十分に補給してください。入浴はかまいませんが、熱いお風呂に長時間入ったり、サウナを利用することは控えてください。また、アルコールやタバコは厳禁です。ガムや飴も胃酸が必要以上に出るのでやめましょう。ファスティングマイスターの資格保有者からの助言を推奨します。
A
副腎皮質ホルモンや抗鬱剤、血圧や血糖値をコントロールする薬など、投薬を中断すると
危険のある薬を服用中の方はファスティングが不向きであると思われます。
A
ファスティングをやるかやらないかは、ファスティングマイスターからの助言をもらいつつ、
最終的には自己責任において判断してください。
一般的な目安としては、高血圧や糖尿病をはじめとする様々な疾病がある方で心臓や腎臓に障害が
生じていない程度までは実績もありますが、臓器障害がある場合は避けられたほうがよいでしょう。また、やせすぎの方(BMIが16以下)や妊娠中の方も避けられたほうがよいでしょう。
その他具体的な病名としては、心筋梗塞や脳卒中を起こされた方、悪性腫瘍、肝硬変、活動性の
肝炎、肺や腎臓の機能不全、胃十二指腸潰瘍、狭心症、心室性の不整脈、やせ型の糖尿病、
こうげん病や難病、精神病などは(判断が難しいため)避けられた方が無難です。
急性炎症、発熱をはじめその日の体調が悪い場合は半日ファスティングの場合は特に大きな心配は
いらないと思いますが、妊娠期と体調が悪いときは避けられた方がよいでしょう。